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GCCによる「脱炭素アクションプラン」 日本語版ver.1をリリース+気候危機とアートをともに考える仲間を募集中

プレスリリースはこちら(PDF / 766KB)
AITの環境ステートメントはこちら(PDF / 174KB)

NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/ エイト] は、気候危機と芸術、その影響に関する情報を、可能な限り広く人々と共有し、気候危機に関する認識と意識を高め、持続可能なアートセクターをつくるためのアクションを行っていきます

私たちの生きている時代はいま、気候危機問題の真っただ中にいます。アートは、産業のさまざまな垣根を超えて、人々の心に影響を与え、私たちが直面する問題に対して創造的な解決策を提供し、より広いシステムの課題や気候危機の原因に取り組む力を備えています。

AITは、芸術文化に携わる者として、私たちが活動する分野を持続可能にしていく責任があると考えます。そこで、GCCアクティブ・メンバーとしての活動に加え、気候危機とアートについてひろく考える場や国内外のネットワークをつなぐ場を創出することを目指し、以下の2つのアクションを開始します。

AITによる2つのアクション

①ギャラリー気候連合(GCC)による、「非営利団体・公共団体のための、脱炭素アクションプラン」日本語版のver.1を配布

GCCが2023年に発行した「Decarbonisation action plan for non-profits and institutions」(日本語訳:非営利団体・公共団体のための、脱炭素アクションプラン)は、気候正義の原則と最新の気候科学にもとづき、緊急かつ効果的な気候変動対策を行いたいと考えている非営利または公的な視覚芸術セクターの方々をサポートするために策定されました。

アートセクターに携わるさまざまなメンバーや団体が、それぞれ気候変動問題に対してどのように取り組むべきか、その目標などをわかりやすく確認し、実践するためのツールとして機能するものです。

AITは、GCCの協力を得て、文書の一部を抜粋したものを日本語に翻訳し、再構成をして公開します。今後、全文翻訳も予定しています。

英語の原文はこちら(PDF / 1.4MB)


②気候危機とアートのアクションについて、ともに考える仲間を募集中!

AITは「気候危機とアートから考えるアクション」をテーマに、スタディセッション(招待制・少人数)を2023年6月から開催しており、今後は、ラウンドテーブル(一般公開)も開催予定です。
活動に賛同される方やご案内を希望する方は、以下のフォームから必要事項をご入力ください。今後、一般公開のイベントの準備が整いましたら、ご登録いただいたみなさまに順次ご案内いたします。

スタディセッションについて

時期:不定期開催
会場:代官山AITルーム(東京都渋谷区)、都内ギャラリー ほか
対象:キュレーター、ギャラリスト、アーティスト、アート・マネージャーほかアート関係者や芸術分野のプロジェクトに携わる方(今後、一般公開のイベントを開催予定)
主催:NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ [AIT/エイト]

現在は日本で活動するギャラリスト、美術館やアートスペースのキュレーター、行政の文化政策担当者やアーティストなどを対象に開催中。GCCによる気候危機への具体的なガイドラインを参加者とともに学ぶほか、今後、日本のアートセクターは、積極的な環境コミットメントをどう実践していくことができるのか、日本の文脈、環境への意識、文化セクターの取り組みやアート産業の現状を共有しながら、芸術分野から具体的にどのようなアクションを起こせるか、参加者とともに考えます。

サポートのお願い

AITでは、気候危機とアートのプログラムを支援くださる個人・企業のみなさまからのご寄付を募っております。また、アートの体験や学びを通して気候危機について考える研修プログラムのご提案も承っています。ご検討の際は、AITまでお問合せください。

Gallery Climate Coalition(GCC)とは?

ギャラリー・クライメート・コアリション|Gallery Climate Coalition(ギャラリー気候連合)は、ロンドンを拠点とするギャラリストやアート関係者によって2020年に設立された非営利団体。深刻化する気候危機に対して、アート界ならではの対応策やガイドラインを打ち出し、新しい試みを続けています。賛同メンバーは800を超え、ベルリン、ニューヨーク、台湾、ロサンゼルスとイタリアの各都市でもGCC支部が活動しています。(AITは2021年にGCCに加入)

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GCCの活動の目的

GCC (Gallery Climate Coalition)では、2030年までにビジュアルアートセクターの温室効果ガス排出量を最低50%削減すること、そして「ゼロウェイスト(ゴミをゼロにする」実践を促進することを主な目標として掲げています。持続可能な芸術セクターをつくり上げることがGCCのビジョンです。

GCCの「アクティブ・メンバーシップ制度」について

GCCは、加入メンバーのうち、環境責任に向けて効果的なステップを踏んでいる組織や個人に対して「アクティブ・メンバー」として正式に認可する取り組みを2023年春より開始しました。2023年5月10日に最初のアクティブ・メンバーを発表。2022年の1年間に積極的に活動をした78団体が発表され、中にはアートバーゼルやフリーズ、クリスティーズ、MoMA、カムデン・アーツセンターやテート美術館、日本からはAITが登録されました。アクティブ・メンバーは、以下の3つの主要なアクションを組織で実践することが求められます。

  • CO2eレポートまたは監査の実施
  • 組織内のグリーンチームの設立と運営
  • 環境責任ステートメントの公開

気候危機とアート とは?

気候危機とアート

アートがもつ表象の力、美術史や言説と気候危機の関係、そして具体的な実践について、AITの活動全体を通じて追求していきます。アート・オンライン講座「崩壊の時代の芸術体験」コースやTASで行っている講座と合わせてご活用ください。

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