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「Unmatched Bodies−ズレる身体」記録映像完成

2020年12月に実施したダンス・ワークショップ「Unmatched Bodies−ズレる身体」の記録映像が完成しました。

アオキ裕キ&新人Hソケリッサ!広州時代美術館(中国)ワークショップ

2020年12月に実施したダンス・ワークショップ「Unmatched Bodies−ズレる身体」の記録映像が完成しました。

https://youtu.be/amyIhpTiSCw

本ワークショップは、中国の広州時代美術館が主催する「コミュニティ・アート・フェスティバル How Far Away Living Our Distance」の一環として企画され、ダンサーのアオキ裕キ氏と新人Hソケリッサ!のメンバーを迎えて開催されました。

広州と東京をオンラインでつなぎ、時代美術館の高層階から眺める空間、そして東京の下北沢にある教会の心地よい庭に集った二地点の参加者が、さまざまな漢字から連想する動きを即興的に発表したり、互いの身体の動きを真似ながら画面上で動きを重ね合わせるなど、地点を越えて協働する実験的な身体表現の場となりました。

この日に初めて顔を合わせる子どもと大人の参加者が、最初は戸惑いながらも、やがてしっかりと目線を合わせ、互いのしぐさや動きを汲み取り、寄り添おうとする様子は、移動が困難なコロナ禍でも新たな状況を積極的に迎え入れ、相手の想いを想像しようとする取り組みが見られました。

この記録映像には、そうしたワークショップのダイジェストが収録されています。撮影と編集は、これまでにも新人Hソケリッサ!との協働を行ってきたアーティストの和田昌宏氏が行っています。

今後、記録映像は広州時代美術館でのスクリーニングのほか、次回のコミュニティ・アート・フェスティバルでも上映される予定です。

「Unmatched Bodies−ズレる身体」ワークショップ 概要
2020年12月26日
会場:カトリック世田谷教会(日本)、広州時代美術館西ホール(中国)
アーティスト:アオキ裕キ氏と新人Hソケリッサ!

■記録映像クレジット
Camera: Masahiro Wada (Japan), Zhang Lu (China)
Translator: Megumi Shimizu (Japan), Wang Yin (China)
Support: Naoko Horiuchi, Rika Fujii, Shintaro Tokairin, Rie Okuma (AIT)
Project commissioned by Times Museum Community Art Festival 2020
Presented by Yuuki Aoki and Sokerissa!
Organized by Arts Initiative Tokyo (AIT) and Guangdong Times Museum

“how far away? living our distance”  
Times Museum Community Art Festival 2020
Curator: Luya LIU Yang 
Assistant Curators: Kelly Huang, Crystal Liu

なお、このワークショップ開催の背景には、2020年1月から2月に実施したAITと時代美術館、浦河べてるの家(北海道・浦河)​によるレジデンスプログラム「アート、​精神、コミュニティ」があります。時代美術館による公募を経て、広州からダンサー/アーティストのアーガオ(ErGao)を日本に招き、べてるの家にも約2週間滞在して身体表現のワークショップを実施しました。

滞在中は、アオキ裕キ氏と新人Hソケリッサ!を迎えたアーガオによるダンス・ワークショップも実施して交流を深め、今回のワークショップ開催につながっています。当時のアーガオのワークショップの様子やプログラムは、以下に掲載されていますので、どうぞご覧ください。

「日々を踊ろう:消えゆくものと、現れる記憶」
https://spice.eplus.jp/articles/267481

レジデンスプログラム「アート、​精神、コミュニティ」
記録集 (PDF)
記録映像 (YouTube)

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