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アルベルト・ロドリゲス・コジア
Alberto Rodríguez Collía
アーティスト
(グアテマラ)
1985年グアテマラ生まれ、在住。
エスクエラ・デ・アルテ 10(マドリード)にて彫刻を学んだのち、2007年には、グアテマラ初の彫刻専門工房「Taller Experimental de Grafica」を友人と設立した。これまでに、「セントラル・アメリカン・ビエンナーレ」(2010 ニカラグア)や、「Estampida」(2012 Des.Pacio ギャラリー/コスタリカ)に参加。
テレビやインターネット、新聞の写真など、既存のメディアからモチーフを引用し、ドローイングや映像作品、版画を制作している。そうした作品の数々は、時に、植民地時代の歴史や、グアテマラの複雑な政治・社会に対する辛辣なアイロニーとして表現される。作品「Weekend(週末)」(2009)では、国を引き裂く発端となったグアテマラ内戦(1960-1996)を題材とし、語られない事実に対するシニカルな視点を一連のペインティングとして発表した。新聞の画像をスキャンし、大仰な色で塗りつぶした政治的な場面は、あえて安っぽく額装され、出来の悪い家族写真のように配置されている。それらは、ゲリラ、和平協定、腐敗した経済、政治、社会状況など、コジアと同世代の若者が巻き込まれてきた権力に対する嘲笑が込められている。
RESIDENCY
滞在期間:2013年5月14日-8月8日まで
助成機関:バッカーズ・ファンデーション
展覧会:「ざわめきのあらわれ/Divided Against Ourselves」(2013年7月13日(土)- 7月27日(土)会場:山本現代)
イベント:夏のミングリアス「夢の中の古代都市と12,350キロ」和田昌宏とアルベルト・ロドリゲス・コジアの2名のアーティストによる、レジデンス・プログラム滞在報告会! (2013年8月3日(土)会場:代官山AITルーム)
AITレジデンスアーティスト アルベルト・ロドリゲス・コジアがおくる 真夏のグアテマラ映画上映会+トーク! (2013年8月4日(日)会場:代官山AITルーム)
作品紹介
From the series of "Weekend" / 2009 / scanned newspapers, frame Vegetation / 2013 / super 8 film transferred to digital video From the series of "Weekend" / 2009 / scanned newspapers, frame No lugar (Non place) / 2013 / engraving on paper