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アーロン・ランダール

Aron Landahl

アーティスト
(スウェーデン)

イラストレーターとして活動するアーロン・ランダールは、バルト海に浮かぶゴットランド島で生まれる。マルメにあるコミック・アート・スクールで学んだランダールの作品は、スウェーデンで発行される雑誌などの媒体で見られ、そのイメージは、自然そのものや人間の手が加えられていないひっそりとした環境を描写しつつ、どこか不気味な佇まいを持ち合わせている。スチールペンとインクを用いて描く線影は、ディテールを捉え、霧がかった印象をにじみ出している。 2019年、自身初となるホラーストーリーを綴った児童書《Dropp Dropp》を出版。

これまでランダールの作品は、ギャラリーのみならず、ウプサラ大学病院での展覧会(2017年)などで展示されている。2011-12年、トルコとジョージアにおいて昆虫研究も行うなど、創作の関心対象は幅広い。

日本では、幼少の頃に図書館で出合った葛飾北斎による『富嶽百景』(100 views of Mt. Fuji)をリサーチしながら、ランダールが育ったゴッドランド島に程近い自然保護公園のカールスオー(Karlsö / ケーキのような特徴ある地形と、珍しい野鳥や自然植物の生育地として知られる)をその情景になぞらえた作品プロジェクト《100 views of Karlsö》の制作を進めた。そのほか、自身の絵本を用いた子どもたちとのワークショップのゲストとして参加。

RESIDENCY
滞在期間:2019年9月4日 – 2ヶ月間
助成機関:Iaspis (Sweden)

作品紹介

  • Island of Karlsö ©Aron Landahl
  • Burrow Group therapy(Socionomen, 2015)©Aron Landahl
  • Ophelia's shadow theatre, Poster illustration ©Aron Landahl