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サンネ・ヴァーセン

Sanne Vaassen

アーティスト (オランダ)

サンネ・ヴァーセン(Sanne Vaassen)は、2013年にマーストリヒト芸術学院で学士号を取得。2014年から2015年にかけてヤン・ファン・アイクアカデミーにて活動した後、若手アーティストを対象としたヘンリエッテ・ハスティンクス賞(2013年)、パークスタット・リンブルフ賞(2016)を受賞。2024年には自然環境や持続可能な未来を示唆するアーティストに授与されるシンビオ・クンストプライスを受賞した。
彼女の作品はこれまでに、ボンネファン美術館(マーストリヒト)、SALTS(バーゼル)、ユニット1ギャラリー(ロンドン)、601アートスペース(ニューヨーク)など、国内外のグループ展や個展で紹介されている。

ヴァーセンは、絶えず変化し続ける「環境」に強い関心を持つ。それらは、自然界において移ろいゆく物質(季節の変化、水の循環、菌類と樹木の共生など)だけでなく、人間の社会における規律や法律の改訂、これまでの伝統や習慣に新たな意味がもたらされる過程、言語の発展など、文化における変化も含まれる。彼女はこれらの発展を分析・分解し、その象徴性について問いを投げかけている。

東京滞在中、サンネは東京の水網と都市の下に隠れた洪水制御システムについてリサーチを行う予定。過去において東京の河川がどのような形状をしていたのか、そして河川の流れを変えることに人間がどのような影響を与えたのかについて研究する。




RESIDENCY

滞在:2025年2月13日〜4月14日

協働機関:Mondriaan Fonds(オランダ)

作品紹介

  • "Fractals”, leaves, metal frames, diaprojectores, variable dimensions, 2018 Installation view, Onomatopee Eindhoven, 2024 Photo: Robin Roelofs
  • "Fractals, leaves, metal frames, diaprojectores, variable dimensions", 2018 Installation view, Onomatopee Eindhoven, 2024 Photo: Robin Roelofs
  • "After Landscape", extracted colours from flora, alcohol, plastic bottles, variable dimensions, 2021
  • "Lost in Translation", ashes from burnt dictionaries, various dimensions, 2021
  • "Milestone", 2021 – ongoing
    "Milestone", 2021 – ongoing