【参加無料、予約不要、入退場自由】
AITでは、4月8日(火)に代官山AITルームにて、春のミングリアスを開催します。ミングリアスは【mingle(混ざり合う)+us】という意味の造語で、ドリンクや音楽を楽しみながら、アートをつうじて交流するイベント。 毎回テーマを設けて不定期で開催しています。アットホームな雰囲気のイベントですので、はじめての方もぜひお気軽にご参加ください。
サンネ・ヴァーセンによるミニ・トーク「水のかたち」
19:30より、オランダのモンドリアン財団を通じてAITのレジデンス・プログラムに参加しているアーティスト、サンネ・ヴァーセン(Sanne Vaassen)によるミニ・トークを開催。ヴァーセンはオランダ・マーストリヒト在住。風景や伝統、言語の流動性を考察し、特に、木々の形や動物の行動、苔や水たまりなどが風景を横断するガイドとしてどのように時間を示しているかに関心を持っています。
トークでは、これまでの作品について、また東京でリサーチしてきた治水の歴史などについて紹介します。そして、都内のさまざまな公園や庭園を訪問し、カラーパレットを抽出するプロジェクトについてもお話しします。進行は、AITスタッフの和田真文が担当します。(逐次通訳あり)
トークの前後に、交流できる時間を設けていますので、アーティストに直接聞いてみたいことがあれば、お気軽にお声がけください。会場では、オランダにちなんだスナックやドリンクをご用意してお待ちしています。みなさんのご来場を心よりお待ちしています。


概要
ラウンジ・イベント「ミングリアス」〜アーティスト サンネ・ヴァーセンによる ミニ・トーク「水のかたち」
日 時:2025年 4月8日(火)
時 間:18:30-21:00(開場18:30)*ミニ・トークは19:30-20:30
場 所:代官山AITルーム(渋谷区猿楽町30−8 ツインビル代官山B403)
スピーカー:サンネ・ヴァーセン(アーティスト)
日英逐次通訳:池田 哲
主 催:NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/ エイト]
協 力:モンドリアン財団
*参加無料(ドリンクとスナックは有料)、予約不要、入退場自由、日英逐次通訳あり。
*AITルームは禁煙です。

サンネ・ヴァーセン(Sanne Vaassen)について
2013年にマーストリヒト芸術学院で学士号を取得。2014年から2015年にかけてヤン・ファン・アイクアカデミーにて活動した後、若手アーティストを対象としたヘンリエッテ・ハスティンクス賞(2013年)、パークスタット・リンブルフ賞(2016)を受賞。2024年には自然環境や持続可能な未来を示唆するアーティストに授与されるシンビオ・クンストプライスを受賞した。
彼女の作品はこれまでに、ボンネファン美術館(マーストリヒト)、SALTS(バーゼル)、ユニット1ギャラリー(ロンドン)、601アートスペース(ニューヨーク)など、国内外のグループ展や個展で紹介されている。
ヴァーセンは、絶えず変化し続ける「環境」に強い関心を持つ。それらは、自然界において移ろいゆく物質(季節の変化、水の循環、菌類と樹木の共生など)だけでなく、人間の社会における規律や法律の改訂、これまでの伝統や習慣に新たな意味がもたらされる過程、言語の発展など、文化における変化も含まれる。彼女はこれらの発展を分析・分解し、その象徴性について問いを投げかけている。
東京滞在中、サンネは東京の水網と都市の下に隠れた洪水制御システムについてリサーチを行う予定。過去において東京の河川がどのような形状をしていたのか、そして河川の流れを変えることに人間がどのような影響を与えたのかについて研究する。

Mondriaan Fund|モンドリアン財団(オランダ)
モンドリアン財団は、オランダの視覚芸術と文化遺産のための公的機関として、アーティスト、展覧会制作者や批評家、美術館、芸術・遺産機関、出版社などさまざまなプロジェクトとプログラムを支援しています。
国籍は問わず、就学や移住などでオランダを拠点にする表現者のサポートを行い、多様なバックグラウンドを持つアーティストを日本に送り出しています。そうした多様性は、おのずと表現形態やリサーチのテーマにも表れ、AITでのトークやワークショップを通して相互の学びに繋がっています。
これまでの招聘アーティスト(旧AITウェブサイト)