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[満員御礼]誰でも参加OK!1/25美術館お出かけツアー募集のお知らせ〜新たな鑑賞の楽しみ方を見つける、アートと心のインスピレーション・プログラム

アーティゾン美術館での2023年度インスピレーション・ツアーの様子
写真:阪本 勇

本プログラムのご応募受付は締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました。

NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ(以下AIT)のプロジェクト「ディア ミー」では、2025年1月25日(土)に、アーティゾン美術館で、障害のあるなしにかかわらずどなたでも参加できる美術鑑賞ワークショップを開催します。その参加者を、募集中です。
 
今年度のプログラムでは、一般から募った障害のある方を含む多様な参加者とともに美術館にでかけ、作品を観ながら自由に感想を表現するワークショップです。少人数のグループに分かれ、ファシリテーターと一緒に、自由に鑑賞します。一人ひとりの発言・表現を大切に、無理なくお好きなペースで参加できます。美術館が初めての方、アートに馴染みのない方も、安心してご参加いただけます。

実施にあたり、東京で20年にわたりダウン症や自閉症の子どもを中心としたメンバーで表現活動を行う市民グループ「アトリエ・エー」、美術鑑賞に伴うアクセシビリティ向上について、「NPO法人エイブル・アート・ジャパン(みんなでミュージアム)」にご協力をいただきます。

アトリエ・エーに通うメンバーも混ざり合いながら、言葉のコミュニケーションだけでなく、手振りやしぐさ、表情も通して「みる」楽しさを一緒に体験しましょう!

訪問する展覧会:ジャム・セッション 石橋財団コレクション×毛利悠子—ピュシスについて

後日、このツアーでの体験をもとにした創作プログラムも都内の施設で開催予定です(任意参加)。
詳細は、参加者に別途ご連絡します。

驚きと対話をつうじて多様な芸術表現やできごとにであい、インスピレーションが自身の新たな表現につながるきっかけをつくることを願っています。


プログラムの背景について
AITが行うディア ミープロジェクトでは、これまで多様なバックグラウンドをもつ子どもたちが自然に混ざり合い、芸術体験を通して本来持つ力を発揮しやすい場づくりや、よりよい未来を想像する学びの場を創出してきました。2022年、こうした経験をさらに発展させるべく、国内およびオランダの団体とともに3者のコラボレーションプログラム「CAT」を始動。それぞれの知見を交換しながら、障害ほか多様な特性のある子どもや若者たち、伴走する大人が互いに好奇心を持って出会い、表現の場をともにつくりだしていくことを目的としています。
<2023年度のツアーについてはこちら(Inspiration Tourのタブをクリック)>


概 要

日時 2025年1月25日(土)10:00 – 12:30
会場:アーティゾン美術館
展覧会: ジャム・セッション 石橋財団コレクション×毛利悠子—ピュシスについて、石橋財団特選コレクション展「マティスのアトリエ」
言語:日本語
募集人数:10名 (応募者多数の場合は、抽選制)
参加費:無料
*障害者手帳をお持ちの方はご持参ください。

▼対象
小学校低学年以上
*サポートが必要な方へ:お申込み時に、どのようなサポートが必要かご記入をお願いします。
*言葉を使ってのコミュニケーションが難しい方、発話が難しい方も、ご参加いただけます。
*今回の鑑賞ツアーでは、やさしい日本語で書かれた鑑賞のヒントのワークシート「こころのかんじかたをみつけるノート」を配布します。点字版・英語版もご用意しています。また、聞こえない・聞こえにくい方に向けては、筆記やジェスチャーでのやりとりを予定しています。

主催:NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]
企画:AIT ディア ミー
協力:アトリエ・エー、NPO法人エイブル・アート・ジャパン(みんなでミュージアム

寄付:資生堂カメリアファンド

本事業の鑑賞サポートは「東京文化戦略2030」の取組「クリエイティブ・ウェルビーイング・トーキョー」の一環でアーツカウンシル東京が助成しています。


Collective Amazements Troupe [CAT] (コレクティヴ・アメイズメンツ・トゥループ)

Collective Amazements Troupe [CAT] は、2022年に開始した「ミュージアム・オブ・マインド」、「アトリエ・エー」、「ディア ミー (by AIT)」の3者が協働する新プロジェクト。「コレクティヴ・アメイズメンツ」は、集団で体験する驚き、「トゥループ」は一人ひとり独立した表現者たちの集まり、という意味。多様な人たちが互いに好奇心を持って出会い、表現の場をつくりだしていくことを目的に、活動を開始。

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アトリエ・エー(atelier A

ダウン症、自閉症の子供たちを中心とした絵の教室。赤荻徹・洋子夫妻により、2003年より東京・渋谷区で月1回開催。デザインやアートに関わるスタッフを中心に、一緒に楽しみながら、子供たちが制作する環境づくりを行う。限りなく自由に、子どもたちとスタッフが互いに刺激しあい、友情を育み、それぞれに新しい発見をする場として、また、年齢や障害の有無を問わず、たくさんの人との出会いを経験するための開かれた活動を目指している。
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ディア ミー (dear Me
AITが2016年に開始した、様々なバックグラウンドをもつ子どもたちや若者と、アートの考えやアーティストの表現をつなぎ、よりよい未来を想像するプロジェクト。
自由な世界や多様な価値観を共有するワークショップやイベントを企画・実施。子どもたちとともに生の表現にであう「美術鑑賞プログラム」、国内外のアーティストや専門家を招いて行う「創作ワークショップ」、アートとケアを横断するレクチャー、当事者の声を表現をつうじて発信するプログラムなど、自己肯定感を高めながら自由に表現する場、そして、世界の広がりと社会との繋がりを実感する機会を創出している。
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NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]とは

2001年、現代アートに興味がある誰もが学び、対話し、思考するプラットフォームづくりを目指して、6名のキュレーターとアート・マネジャーが立ち上げた非営利団体です(2002年法人化)。AITは先進的な企業の社会的要望に基づいたアートプログラムにコンサルティングや企画で関わるほか、芸術家や研究者延べ150人以上を派遣・招聘し、知識と経験を共有する国際交流の場を、多数の海外文化機関・財団との協働を通じて創出しています。website