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UBIA ゼミ

UBIOS(宇宙美術オンラインシリーズ)「静かになった美術館:パンデミックや気候危機からアートを考える」

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開講期間:2020年10月-11月
場所:オンライン(AIT Zoom ルーム)
時間:平日19:00-20:30(1.5時間)
定員:各100名
回数:全3回
講師:ロジャー・マクドナルド(AIT、フェンバーガーハウス館長)
受講料:各 1,000円(税別)
特典:【受講生限定】Total Arts Studies 2020 Thank you Online Party!(12/17予定)の参加



[ 講師プロフィール ]
ロジャー・マクドナルド(AIT、フェンバーガーハウス館長)
東京生まれ。イギリスで教育を受ける。学士では、国際政治学。修士では、神秘宗教学(禅やサイケデリック文化研究)。博士号では、『アウトサイダー・アート』(1972年)の執筆者ロジャー・カーディナルに師事し美術史を学ぶ。1998年より、インディペンデント・キュレーターとして活動。「横浜トリエンナーレ2001」アシスタント・キュレーター、第一回「シンガポール・ビエンナーレ 2006」キュレーターを務める。2003年より国内外の美術大学にて非常勤講師として教鞭をとる。長野県佐久市に移住後、2013年に実験的なハウスミュージアム「フェンバーガーハウス」をオープン、館長を務める。また、国内初の英国式「チャトニー」(チャツネ)を生産・販売している。興味は美術史、絵画、変性意識状態、オーディオ鑑賞、踊り、山。AIT設立メンバーの一人。https://www.fenbergerhouse.com




Lecture 1)気候変動危機の今:社会の崩壊、適用、希望& 2020年気候危機ヘッドラインニュースを振り返る
日時:10月28日(水)19:00-20:30


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世界中で気候変動による災害や影響が増加している中、多くの人が関心を持ち、自分たちの生活と関係する問題として考え始めています。しかし、この問題のスケールや重大さはまだ理解されていないかもしれません。世界の多くの科学者は警報を鳴らしていますが、国内では、言語の問題もあり最新の論文やデータ、書籍が普及しておらず、またこれを報道するメディアが未だ少ないという現状もあります。このレクチャーでは「市民科学」の視点を持って、わかりやすく最新の気候危機に関する情報を紹介します。さらに2020年1月から11月までの世界の気候危機ニュースを振り返り、ロジャーがセレクトした約50のヘッドラインも紹介して、最新の世界の視点を考えます。「市民科学」という言葉は1990年代に誕生し、気候変動危機に関して非常に強力な考え方になっています。市民一人一人ができる範囲で信頼性のある科学知識を共有し、議論の場所をつくることを意味します。
科学者たちの声を真剣に聞くと、怖くなります。今我々の地球は悲鳴をあげて、文明社会を支えることができなくなっているとも考えるからです。深刻な事態に対して何をすればいいのか?希望や子ども達の未来はあるのか?最悪のシナリオを考えた時、どのような「適用力」が求められるのか?これからの生活、教育や文化芸術はどうなっていくのか?みなさんと一緒に考えます。
*Lecture 2)とあわせての受講をオススメします。

[ キーワード ]
・最新の気候危機に関する情報
・最悪のシナリオ
・ディープ・アダプテーション(適用力)
・今できること
・芸術文化のこれからの役割


受講料:1,000円(税別)*お申し込みは、外部サイト(Peatix)になります




Lecture 2)地球絶滅適用探知センター:気候危機やパンデミックと芸術から学べる適用法
日時:11月11日(水)19:00-20:30


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「地球絶滅適用探知センター」は、2019年にフェンバーガーハウスの館長であるロジャー・マクドナルドが設立した小さな研究センターです。ここでは、様々な絶滅の危機に対してアートがどのような「役割」や「知恵」を共有してきたのかを集め、実践をしています。20世紀はある意味、地球の絶滅と隣り合わせに過ごしてきたとも言えるでしょう。特に核戦争のリスクは近代文明社会にとって大きな「かげ」のような存在として我々の心理状態までにも影響を及ぼしてきました。20世紀の芸術家たちはこの地球の絶滅に対して何を考えていたのでしょうか?この厳しい現実に対して、「諦め」ではなく「より良く生きる」ための「知恵」や「適用」をどのように考えてきたのか?
2018年にグローバルチャレンジ財団(The Global Challenges Foundation)があるレポートを発表しました。このレポートには人類が絶滅を引き起こす要因が細かく分析されています。気候変動により増加している自然災害や食糧不足、世界規模のパンデミックはこのレポートで大きく取り上げられています。これからの世界は巨大なチャレンジとリスクの中へ突入しています。本レクチャーでは、20世紀を生き抜いた芸術家たちの表現や思考や、センターの主な研究資料を紹介しながら、芸術のもう一つの「有用性」の可能性について考えます。
*Lecture 1)とあわせての受講をオススメします。

[ キーワード ]
・パティオとパビリオン:「This was Tomorrow」ホワイトチャペルギャラリー、ロンドン、1956年
・グスタフ・メッツガー:自動破壊芸術
・草間彌生:自己消滅
・ロバート・スミッソン:心の堆積
・松澤宥:破局芸術や世界蜂起
・リジア・クラーク:体のファンタズマゴリア
・アナ・ハルプリン:儀式と動き
・アナ・メンディエタ:危機儀
・ブライアン・イーノ:市民回復センター
・これからの芸術の一つの役割


受講料:1,000円(税別)*お申し込みは、外部サイト(Peatix)になります




Lecture 3)ズームインアート:コロナの時代に「ギガピクセル」のアート作品を見る
日時:11月18日(水)19:00-20:30


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2011年にGoogle が「アートプロジェクト Arts & Culture」を公開しました。世界の美術館に所蔵される絵画作品を「ギガピクセル」超HD画像として見られる画期的なサイトが生まれました。「ギガピクセル」画像は10億ピクセルを超える解像度の画像です。2016年にはGoogleはこのプロジェクトをさらに拡張し、「アートカメラ」を開発しました。このカメラは比較的ポータブルで、短かい時間で「ギガピクセル」の撮影をすることができます。2020年6月には約1800の「ギガピクセル」画像がオンラインで公開されて、「Zoom Views」というプロジェクトサイトではアート作品の表面に「突入」することができるようになりました。
このアートの鑑賞体験はどのような性質を持っているのか?今まで語られてきた美術史や美学を超えるもう一つの鑑賞方法が生まれているのか? ロックダウン中、多くのアートファンは自宅からこのサービスを使って、絵画作品に没入したことでしょう。本レクチャーではこの新しいデジタル複製についての批評や考え方について紹介し、参加者とともに議論します。

[ キーワード ]
・Google「Zoom Views」について
・Google「Zoom Views」の美術史的背景:モホリ=ナジ・ラースローからアップルの「バーチャルミュージアム」
・アートに近すぎでは? by ジェームズ・エルキンズ
・21世紀のHDアート鑑賞
・全てがデジタルイメージ:衛星技術、軍と監視
・再びサイケデリックな鑑賞:伸び縮みする視覚、美術館ではなぜもっと双眼鏡を見ないの?


受講料:1,000円(税別)*お申し込みは、外部サイト(Peatix)になります



[ 注意事項 ]
・本イベントでは、オンライン会議サービス「Zoom」を利用します。セキュリティ強化のため、AITのZoomルームにパスワードを設けて開催します。
・レクチャー内容は、録画・録音を行い、申込者全員に後日アーカイヴ映像をメールにて共有します。当日レクチャーを欠席した場合は、こちらをご視聴下さい。(視聴期間:1週間)
・録画・録音したレクチャーは、今後編集してAIT HPにて配信を行う予定です。予めご了承ください。
・本イベントのご参加にはインターネットの接続が必要です。お使いのコンピュータ設定やネットワーク環境をご確認ください。正しく視聴できない場合がありますので予めご了承ください。
・Webブラウザを利用したZoomサービスへの接続も可能ですが、事前にZoomアプリ(最新クライアント 5.2.0にアップデートください)のインストールをお勧めします。新規アカウント作成は必要ありません。(Zoomの利用について
・悪質と判断した場合は退室いただく場合があります。また、Zoom利用によって生じた損害に対してAITは一切の責任を負いません。
・お使いのコンピュータ設定やネットワーク環境によっては、正しく視聴できない場合がありますので予めご了承ください。
・通信トラブルについて、主催者側ではお答えしかねますので予めご了承ください。

2020-9-29