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The BAR Vol. 10「Shaping Voices, Silent Skies」展

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The BAR (The Backers Foundation and AIT Residence Programme) Vol. 10
「Shaping Voices, Silent Skies」
ミティ・ルアンクリタヤー(タイ)とサラ・アブ アブダラ(サウジアラビア)による新作展


会期: 2017年7月1日(土)- 7月17日(月・祝)
時間: 11:00 - 20:00 *入場無料/会期中無休
会場: 8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Gallery(渋谷ヒカリエ8F)
オープニング・レセプション:6月30日(金)18:00 - 20:00
アーティスト・トーク:7月8日(土)14:00 - 16:00(13:30開場)@渋谷ヒカリエ8F COURT *要予約
(詳細はこちら)


The BAR Vol.10

The BAR Vol. 10「Shaping Voices, Silent Skies」展チラシ/Designed by Yasutaka Fukuoka
[Top] サラ・アブ アブダラ / 新作のための映像作品よりスティル画像, 2017, Courtesy of the artist
[Bottom] ミティ・ルアンクリタヤー / "Imagining Flood", 2011, Giclée print on archival paper, Courtesy of the artist


展覧会チラシ: Download(PDF / 680KB)



バッカーズ・ファンデーションとNPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]は、7月1日(土)から7月17日(月・祝)まで「Shaping Voices, Silent Skies」展を8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Galleryにて開催します。本展は、海外のアーティストを東京に招へいするアーティスト・イン・レジデンス・プログラム(The BAR)の10回目の成果展となり、本年はタイ出身のミティ・ルアンクリタヤーと、サウジアラビア出身のサラ・アブ アブダラが、日本未発表の作品に加え、東京で制作した新作を披露します。

ミティ・ルアンクリタヤーは、バンコクを拠点に創作活動をしています。主に写真やインターネット上のイメージを用いて、タイで近年みられる急激な都市開発による環境の変化、また、そこに集う人々の姿と欲望、喧騒と静寂など、都市が見せるさまざまな表情に着目しています。代表的なシリーズのひとつである《Imagining Flood》(2011)は、バンコクが洪水による被害を受けた日の、暗く静粛な人間不在の都市を切り取ることで、幻想的な都市の異相と自然への畏怖を際立たせています。

近年、シャルジャ・ビエンナーレ11(2013)などの国際展でも注目されるサウジアラビア出身のサラ・アブ アブダラは、絵画的な思考を取り入れながら、映像作品を中心に表現活動を行う若手アーティストです。映像作品《SAUDI AUTOMOBILE》(2012)には、アブ アブダラが、遺棄された車に無言のまま薄いピンクの塗料を施していく姿が映し出されています。「この切望的な行為のみが、私が車を所有できる唯一の方法なのです」と彼女が言うように、作品からは、女性が車を運転することが禁止されている同国の性規範への一つの眼差しが表現されています。

ふたりに共通するのは、グローバル化する都市や社会が作り出す幻想と、そこから取り残されて行く存在に触れながら、衝突ではなく静かな批判制を内包した表現ということでしょう。彼らの作品からは、私たちが生きる社会状況を映しつつも、政治性やジェンダーのステレオタイプに集約されることを意識的に避けようとする態度が見えます。
本展では、日本未発表の作品に加え、ルアンクリタヤーはバンコクにおける都市開発と東京、特に開発が進む渋谷の現在の姿を重ね合わせ、その裏に潜む環境汚染への危惧感にも言及します。アブ アブダラは、彼女がサウジアラビアで見ていた日本のアニメーションや漫画から構想した新作を発表します。3ヶ月の滞在で、ふたりが都市の囁きをどのように掬い取るのか、新作にご期待ください。


テキスト:堀内奈穂子[AIT/エイト]



開催概要
The BAR(The Backers Foundation and AIT Residence Programme)Vol. 10
「Shaping Voices, Silent Skies」

ミティ・ルアンクリタヤー(タイ)とサラ・アブ アブダラ(サウジアラビア)による新作展

会期: 2017年7月1日(土)- 7月17日(月・祝) 11:00 - 20:00 *入場無料/会期中無休
会場:8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Gallery(東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ8F) TEL:03-6418-4718
主催: NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]
共催: バッカーズ・ファンデーション
協力: 8/ART GALLERY/ Tomio Koyama Gallery、株式会社ポンテヴェキオ ホッタ

オープニング・レセプション:6月30日(金)18:00 - 20:00
アーティスト・トーク:7月8日(土)14:00 - 16:00(13:30開場)@渋谷ヒカリエ8F COURT *要予約
ご予約は、下記の内容にてメールでお申し込みください。
宛先:event@tomiokoyamagallery.com(半角@をご使用ください)
件名:「7/8トークイベント参加希望」
本文:お名前/連絡先/参加人数
※人数に達し次第、締め切らせていただきます。
詳細はこちら


[ アーティスト紹介 ]

ミティ・ルアンクリタヤー
(1981年バンコク生まれ、バンコク在住)
ルアンクリタヤーは、タイのバンコクを拠点に写真やテキストなどを用いて創作活動を行っている。その作品は、ルアンクリタヤー自身の周辺にみられる問題を軸にしながら、特に都市におけるさまざまな環境や人びとと、その変化や進歩などを扱っている。
本展で展示するImagining Flood (2011) のほかに代表的なシリーズとしてあげられるDream property (2014ー) は、今も増え続ける住宅の開発と、人間の理想や願望との関係をテーマにしている。そこには、まさにバンコクの住宅市場に飲み込まれようとしている売却地や新たに建設中の高層住宅ビルの写真が含まれている。これらの作品とともに、不動産広告を飾るキャッチコピーが虚しさを漂わせながら提示されている。

<主な展覧会歴>(抜粋)
・ 2016-17 「LANDSCAPE: Hotel Asia Project」(GALLERY SOAP、福岡から中国、タイを経て、東京藝術大学に巡回)
・ 2016 「Omnivoyeur」(クリスティーナ・クービッシュ氏との共同プロジェクト、バンコク・アート・アンド・カルチャー・センター、タイ)
・ 2016 「Dream Property」(バンコク・シティシティ・ギャラリー、タイ)
・ 2016 「The Archive as Conversation」(シンガポール・フォトグラフィー・フェスティバル、シンガポール)
・ 2016 「Urban and Reflections: Contemporary Thai Photography」(オターバイン大学、オハイオ州)


サラ・アブ アブダラ
(1990年生まれ、サウジアラビア・カティーフ在住)
サウジアラビアの東部にある都市、カティーフを中心に国内外でアーティスト活動を行う。ロードアイランド・スクール・オブ・デザイン(アメリカ・ロードアイランド州)にてデジタル・メディアを学び、シャルジャ大学(アラブ首長国連邦)でアート・デザインを学んだ。現在は、映像やインスタレーション、詩、イメージなどのあらゆるメディアを扱いながら、サウジアラビアの社会に内在する問題を浮き上がらせるような作品を制作している。

<主な展覧会歴>(抜粋)
・ 2017 「Screening: Selected 7」(ホワイトチャペル・ギャラリ、ロンドン)
・ 2016 「Serpentine's Miracle Marathon」(サーペンタイン・ギャラリー、ロンドン)
・ 2016 「LISTE Performance Program」Keren Cytterとの共同作品(バーゼル、スイス)
・ 2016 「The Salad Zone and other videos」 (サラ・ローレンス大学、ニューヨーク)
・ 2015 「CO-WORKERS」(Musée d'Art Moderne、パリ)



バッカーズ・ファンデーションとは:
「バックアップしていく人たち」という意味で、オーナー型経営者が集まり、社会貢献事業を行なう経営者有志の任意団体です。1994年に社団法人日本動物福祉協会を助成することからスタートし、今では、各団体に支援金を送るだけでなく、実際に会員たちが現場へ足を運び、「良い事を楽しく」を合言葉に参加しています。現在は60人の会員が在籍し、複数の委員会を作りメンバー自らが参加型で手作りの活動を行なっています。本プログラムのほか、2005年からは、子どもたちを対象にした「バッカーズ寺子屋」塾の運営も行っています。

The BARでは、これまでに、アメリカ、イギリス、オランダ、アフガニスタン、ブラジル、シンガポール、韓国、スリランカ、ミャンマー、アルゼンチン、インド、ケニヤ、モロッコ、インドネシア、カンボジア、グァテマラ、コスタリカ、ポーランド、パキスタンなどの国々から、18名のアーティストと7名のキュレーター、2名の編集者を招へいし、2012年にはアーティスト10名を再招へいして原美術館でグループ展「Home Again」展を開催しました。

2017-5-29

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