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【満員御礼】「動きのライブラリー」オランダのアーティストによる身体表現ワークショップ

【満員御礼】NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ(以下AIT)では、2024年4月20日(土)に、オランダ出身のアーティスト、モーリーン・ヨンカーによるワークショップ「動きのライブラリー」を開催いたします。

designed by Maureen Jonker

このワークショップは定員に達したため、受付を終了しました。たくさんのお申し込みありがとうございました。

NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ(以下AIT)では、2024年4月20日(土)に、オランダ出身のアーティスト、モーリーン・ヨンカーによるワークショップ「動きのライブラリー」を開催いたします。モーリーンは現在、モンドリアン財団を通じてAITのレジデンス・プログラムに参加しています。
今回のワークショップでは、簡単な身体表現を取り入れながら楽しく身体を動かします。ダンス経験のない方や小学生以上のお子さんも気軽に参加できるイベントです。ぜひお申し込みください。


モーリーン・ヨンカーは、シンクロナイズドスイミング(現在はアーティスティックスイミングとも呼ばれる)やタップダンスを習得した経験の持ち主です。こうした背景が、身体性への関心や連続的に振り付けを生み出そうとする衝動など、絶えず変化する空間や状況の中で身体をアレンジする現在の彼女の表現へとつながっています。東京滞在においても、コンテンポラリーダンスだけでなく、歌舞伎や狂言、日本舞踊、民俗芸能など、身体表現にまつわるリサーチを精力的に行っています。

今回、ヨンカーが企画したワークショップ「動きのライブラリー」は、AITのレジデンスプログラムで2024年2月より東京に滞在し、身体の動きにおける構成や視覚化に焦点を当てたリサーチを起点に開始したプロジェクトです。

「動きのライブラリー」の構想の背景には、「同じ言語を話さない人同士」や「会話以外」のコミュニケーション、また「静止した状態を動きに変換すること」「日常の行動がパフォーマンスと見なされる可能性とは」などの彼女自身の問いがあります。そのため、本ワークショップでは、言語のコミュニケーションをできる限り削ぎ落としながら行うことを試みます。

⚫︎ワークショップ当日の流れ

はじめに、グラフィック・デザイナーとしても活動するヨンカーがワークショップのために制作したオリジナルカードを参加者に配布します。
参加者は、自分のカードに日常のできごとを絵で描いたり、モチーフを切って貼り付けたり、自由にコラージュしながら制作します。
その後、会話や言葉での説明を介さずにカードに描かれた内容をそれぞれの参加者が解釈し「動き」に変換します。これを何回か繰り返したあと、カードに描いた内容を説明する対話の時間を設けます。
参加者が生み出した動きや描いたカードは、ヨンカーの動きのデータベースである「動きのライブラリー」に追加されます。

本ワークショップは、ダンス経験がない方でも気軽に参加できる実験的な試みです。アーティストと一緒に身体を動かしてみたい方、また、参加者同士が協力して「動き」をつくり、楽しみながら共有することに関心がある方はぜひご参加ください。


概 要

日 時 2024年 4月20日(土)13:00 – 15:00(開場 12:30)
会 場 代官山AITルーム(東京都渋谷区猿楽町30-8 ツインビル代官山 B-403)
定 員 10名(要予約 / 先着順)*下記より、Peatix経由でお申し込みください
対 象 小学生以上〜大人 
言 語 日本語・英語(AITスタッフによる通訳サポートあり)
参加費 1,000円 / 1名 
協 力 モンドリアン財団

*お子さまは、小学1年生以上から参加可能です。ご自身で描くなどワークショップ内容を理解できる方を対象とします。
*親子または複数人での参加をご希望の場合はワークショップの参加人数分お申し込みください。付き添いのみの場合は、参加費は頂戴いたしません。
*お申し込み完了後の変更やキャンセル、ご返金は受け付けておりませんので、予めご了承ください。
*ご参加にあたり、サポートが必要な方は事前にご相談ください。


アーティスト紹介

モーリーン・ヨンカー(アーティスト)

絶えず変化する空間と状況の中で、身体をアレンジする可能性を探求している。そこに向けられた関心は、ヨンカーが数年間練習してきたシンクロナイズドスイミングに由来するものである。作品の表層にシンクロナイズドスイミングからの直接的な参照は見られず、むしろ、振り付けに対する衝動が作品の根底にあるモチーフを刺激している。
ヨンカーの作品は、自身が「シナリオ」と呼ぶ設定の中に身体を置くことを中心に展開し、シナリオは物質的なものと非物質的なものに関わり、広い射程を持っている。段ボール、木、キャンバスなどを素材に、振り付けのフレームを通してもそれらは構成される。特に非物質的なシナリオはスタミナと身体のプロポーションが重要な役割を果たし、これらのシナリオに従って身体は形作られるのか、それとも身体を中心にシナリオが形作られるのか、という疑問を呈するものである。ヨンカーのリサーチや滞在中の活動に関する詳細はこちらから

NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]とは

2001年、現代アートに興味がある誰もが学び、対話し、思考するプラットフォームづくりを目指して、6名のキュレーターとアート・マネジャーが立ち上げた非営利団体です(2002年法人化)。AITは先進的な企業の社会的要望に基づいたアートプログラムにコンサルティングや企画で関わるほか、芸術家や研究者延べ150人以上を派遣・招聘し、知識と経験を共有する国際交流の場を、多数の海外文化機関・財団との協働を通じて創出しています。website