STUDIES

TAS Premier

オンデマンド・アート講座

AITだからできること
不確かな時代における生き方や適応、精神について、芸術の思考や実践を通して想像力をトレーニングするオンデマンド・レクチャーシリーズです。多様な人々や視点、未知なる宇宙意識や私たちの生きる環境に眼差しを向けながら、ここでしか体験できない新しい学びを提供します。

開講期間:2021年7月より、約3ヶ月毎にオンラインにてコースを配信
視聴期間:お申し込みより90日間〜120日間 *プランによって異なります
公式HP:https://tas-premier.a-i-t.net/

特徴・特典
・お申し込みより90日間〜120日間何度でもアクセスできるオンデマンド・ビデオレクチャー(録画)。心地よい環境や好きなタイミングで学ぶことができます
・参考文献リスト付き
・インストラクターと情報・知識の交換ができるリアルタイムのグループ・エクササイズを不定期で開催
・経済的な理由で受講が難しい方に向けた割引プラン「Assist」と、「Assist」を支えるサポータープラン「Love Supreme」あり

料金
1,650円(税込)〜 *プランによって異なります

*各コースは、シリーズ1からの視聴にかかわらず、関心に合わせてお好きなシリーズから視聴いただけます
*各シリーズともサンプルレクチャーを公開しています

「崩壊の時代の芸術体験 – Art Experience in the Age of Collapse」コース

Series 1. 危機と崩壊の時代にアートができること What Art Does in Times of Collapse and Crisis

「崩壊の時代」とは私たちが今生きている、 さまざまな限界を超えた世界のことです。 1970年代から加速する経済成長によって、 地球環境、 生命の多様性や人間の精神状態は大きく変化してきました。 こうした危機的な時代を生きるため、 芸術から多くの「知恵」や道標を得ることは可能なのでしょうか。 このコースでは「芸術体験」にフォーカスを当て、 もう一度芸術が私たちに与える影響を考えていきます。

  1. 地球のシステムの限界と崩壊 – Collapse of Earth Systems, Overshoot
  2. 自由の意識の崩壊:資本主義リアリズム – Collapse of Consciousness, Capitalist Realism
  3. 戦後のアート:デュビュッフェ、錬金術と泥の絵画 – Art After the War: Dubuffet, Alchemy and Mud Painting
  4. ピカソと「化物の時代」の絵画 – Picasso Painting the Age of Monstrosity
  5. ダンスを解体する、すべてのために踊る:アンナ・ハルプリン – Breaking Dance Down, Dancing for Life: Anna Halprin
  6. アートの「ビジョナリー」モード:エマ・クンツのマンダラ – A Visionary Mode of Art: The Mandalas of Emma Kunz

インストラクター:ロジャー・マクドナルド(AIT、フェンバーガーハウス館長)
計 6レクチャー
各30分程度

「崩壊の時代の芸術体験 – Art Experience in the Age of Collapse」コース

Series 2. 宇宙意識から生まれるアートと鑑賞体験 Art in Cosmic Consciousness and Viewing Experience

  1. ラサ:ヨガとインド古典美学 – Yoga and Indian Aesthetics
  2. 山でさまよう:中国古典美学 – Tao and Chinese Aesthetics 
  3. 芸術と体験:ジョン・デューイ – Art & Experience: John Dewey
  4. ディープ・ルッキング – Deep Looking
  5. フラ・アンジェリコ:受胎告知の謎 – Fra Angelico’s Annunciation and Huberman 
  6. 「身をまかす」ための空間:市民回復センター – Spaces for Surrender: Civic Recovery Centres

インストラクター:ロジャー・マクドナルド(AIT、フェンバーガーハウス館長)
計 6レクチャー
各30分程度

「崩壊の時代の芸術体験 – Art Experience in the Age of Collapse」コース

Series 3. 異なる未来を創造するUsing Art to Make Different Futures

  1. アートと有用性:ジョン・ラスキンから今、学べること – The Usefulness of Art: John Ruskin 
  2. 芸術の影響:神経美学、ガレーゼとヴァールブルク - How Art Affects Us: Neuro-Aesthetics
  3. よく死ぬためのアート - Pictures for Dying Well 
  4. 「エコロジーになる」:サン・ラとウィリアム・バロウズ - William Burroughs and Sun Ra: Becoming Ecologies
  5. 21世紀の政治とカウンターカルチャーの精神修行 – Counter-Culture and Spiritual Practice as Radical Politics in C21st
  6. 日常を生きるためのペテン師の戦術 – Tricksters and Tactics for Everyday Life

インストラクター:ロジャー・マクドナルド(AIT、フェンバーガーハウス館長)
計 6レクチャー
各30分程度

「崩壊の時代の芸術体験 – Art Experience in the Age of Collapse」コース

Series 4. 世界の再生と喜びを促すアートスペース Spaces of Collective Regeneration & Joy

  1. 「ドリームワールド」への扉:光と没入の技術 – Gateways to the Dream World: Light & Immersion technologies
  2. 洞窟壁画と流動的美術館 – Cave Art and Fluid Museums
  3. エクスタシーをひらくアート – Art as a Gateway to Ecstasy 
  4. 集団的喜びの芸術空間 – Museums of Collective Joy
  5. トータルアートスペース – Total Art Spaces
  6. 宇宙移住と死者の復活:ロシアのコスミズム – Space Colonies & Raising the Dead: Russian Cosmism

インストラクター:ロジャー・マクドナルド(AIT、フェンバーガーハウス館長)
計 6レクチャー
各30分程度

「芸術から眺めるこども、こころ、せかい – Art and Children, Mental Health and Experimental Learning」コース

Series 1. 多様な人々とのまなびとこころ

これからの世界を生きる上で、芸術から得る気づきはどのように私たちの精神に作用し、よりよく生きるための「知恵」や「ヒント」を与えてくれるのでしょうか。本コースでは、AITが2016年から実践する、多様な子どもたちとのアートと学びのプロジェクト「dear Me」の思考や活動とともに、美術史の中の子どもの存在や実験的な教育と芸術の関係、また芸術体験とメンタルヘルスについて掘り下げながら、さまざまなこころとせかいを想像します。

  1. イントロダクション:芸術・まなび・こころを考える
  2. こどもと大人の作品鑑賞とワークショップ
  3. アート処方と多様な人々とのアートの体験
  4. 精神医療とアートを考える
  5. 幼児教育の歴史と芸術:ヨハン・ハインリッヒ・ペスタロッチと「直観教授法」
  6. 幼児教育の歴史と芸術:マリア・モンテッソーリと宇宙教育

インストラクター:堀内 奈穂子(AIT、dear Meディレクター)
計 6レクチャー
各20〜30分程度

「芸術から眺めるこども、こころ、せかい – Art and Children, Mental Health and Experimental Learning」コース

Series 2. 芸術から眺める子どもの発見

  1. 絵画から眺める「子ども期」の発見
  2. ドイツ表現主義の芸術家と「子どもらしさ」の観察
  3. 「子どもの視点」から世界を眺める:ワシリー・カンディンスキーとガブリエレ・ミュンター
  4. 幼児の「なぐり描き」から見る形の出現
  5. パウル・クレーと「不穏な子どもたち」
  6. メアリー・ケリー:「子どもを育む」性別分業と、芸術からの抵抗

インストラクター:堀内 奈穂子(AIT、dear Meディレクター)
計 6レクチャー
各20〜30分程度

「芸術から眺めるこども、こころ、せかい – Art and Children, Mental Health and Experimental Learning」コース

Series 3. 遊びと創造ー児童教育に見るアートのちから

  1. フランツ・チゼックー自由な衝動のための児童美術教室
  2. 結晶から宇宙まで-フリードリヒ・フレーベルの「遊び」の創造性
  3. フレーベルの「遊び」と、芸術・建築的思考
  4. フレーベルと日本の幼稚園ー二葉幼稚園の哲学とセツルメンツ運動
  5. がれき遊びから抽象的な庭へー「公園」と遊びの関係性
  6. 体験から新たな民主主義へージョン・デューイの「実験学校」

インストラクター:堀内 奈穂子(AIT、dear Meディレクター)
計 6レクチャー
各20〜30分程度

「芸術から眺めるこども、こころ、せかい – Art and Children, Mental Health and Experimental Learningコース

 

2022年10月31日公開!

Series 4. 生き方を育み合う美術館とアートの学び

 
1. 生き方を交差させる場としての美術館
2. 美術館の教育普及の概要と役割
3. 日本の美術館での実践:水戸芸術館現代美術センターの事例より
4. オランダの美術館の教育普及プログラム
5. 対話が変える美術館の姿
6. 多様な生き方を映し出す芸術の体験とは?
 

インストラクター:堀内 奈穂子(AIT、dear Meディレクター)、ゲスト:佐藤 麻衣子(アートエデュケーター)
計 6レクチャー
各20〜30分程度